
カブトムシ飼いたい!

・・・
こういわれて困っていませんか?

大丈夫です
【ほぼ放置&ほぼ100均】で、カブトムシ初心者の私も飼育に成功しました
この記事を読むと
幼虫→さなぎ→羽化→成虫→産卵→孵化→再び幼虫の羽化まで
初心者でも成功する、各段階のカブトムシほぼほったらかし飼育方法がわかります
段階ごとに飼育ケースを手作りしていますが、この作業は子どもと一緒にイベント感覚で取り組めば家族で楽しい!
市販の飼育ケースで飼育すればもっと簡単に!
初心者の方もカブトムシ飼育を成功させることが出来ます
(注)見た目のおしゃれさやカッコよさは追及しない方法です
おしゃれさを求める場合は他のサイトを参考にしたほうがいいです
目次をクリックすると飛びます ↓
幼虫期から蛹化直前まで ~5月初旬
- カブトムシ幼虫用のマット
- マットとはおがくずや腐葉土のことをさし、幼虫の暮らすところでもあり、エサとしての役割があるので、必ず幼虫用のマットを用意してください
成虫用のマットでは成長できません!
- カブトムシのハイシーズンは100均、ホームセンターでも見かけますが、
ペットショップやネットショップなら年中購入可能です
- マットとはおがくずや腐葉土のことをさし、幼虫の暮らすところでもあり、エサとしての役割があるので、必ず幼虫用のマットを用意してください
- 100均で用意した保存容器 (飼育ケース可)
- ある程度深さのあるものを用意しましょう
私は容量5リットルのものを使用しています
- ある程度深さのあるものを用意しましょう
- 洗濯ネット(コバエ対策用)
- 長めのゴム(ヘアゴムなど)
- 霧吹き
- 目の粗いふるい
- 段ボール箱


- 保存容器のフタに通気穴をあける
カッターなどで四隅を切り取り、さらにキリなどで穴を作ります
(やわらかいほうが扱いやすい) - 洗濯ネットを保存容器がかぶる程度の大きさに切り数か所穴をあけてゴムを通す
・穴はボールペンの先などで開けることが出来ます
(仕上がりは飼育方法の写真参照)
・加工が面倒な場合は袋状のままで、洗濯ネットの中に飼育ケースを入れてしまいましょう
以上

蛹化(ようか)前までは複数の幼虫を同じケース内で育ててもいいです
(蛹化とは幼虫がさなぎになる事)
私は5リットルの容器に6匹の幼虫を飼っていました
- 飼育ケースに幼虫用のマットを入れ、幼虫を入れる
幼虫はマットの表面に置けばすぐもぐっていきます - 穴をあけたフタをして、上からネットで覆う(下の写真参考)
ケースごとネットに入れるのも可 - 飼育ケースを段ボール箱に入れる
→幼虫に光を当てないため - 時々すること
・マットが乾かないように霧吹きなどで水分を与える
→マットをギュッと握った時に固まる程度の水分がいいです
・表面にフンが目立ってきたら取り除く
→フンは6㎜×10㎜ほどの大きさでとても固いので、ふるいなどを使って取り除きます
→面倒な場合はマットを総入れ替えしてもいいと思いますが、少しだけ今までのマットを混ぜたほうが幼虫にとってはいいのかもしれません
これだけ
基本は放置していても育ちました


ポイントは水分!忘れないようにしましょう
蛹化直前 5月初旬
さなぎは短頭飼育がいいので、幼虫の数だけケースを用意します
蛹室(ようしつ)を作るため狭い中に何匹もいると蛹室が作れないことがある
(蛹室とはさなぎのための個室のことで、時期が来ると幼虫がマットを固めて作ります)
※一匹の場合は飼育ケースのままでいいです
- 幼虫と同じ数のペットボトル(写真は2リットルのものです)
500㎖のボトルで飼育しても育ちました
大きいと土がたくさん必要なので、状況に合わせて大きさを決めてください
深さのある空き容器でもいいです - カブトムシ幼虫用のマット
- ネットやペーパータオルなど
コバエを避けるために使用します
注!写真のようなネットを使用していましたが、羽化したカブトムシの角や足に引っかかってしまいました!ペーパータオルなどを使用したほうがいいです! - 段ボール箱
- ペットボトルを切り取る

これだけ!
- ボトルにマットを入れ、幼虫を一匹ずつ入れる
※マットはある程度湿らせて、ぎゅっと握ると固まるくらいの水分にしてください
(幼虫がマットを固めて蛹室を作るためです) - ボトルにネットをかぶせる
注!写真のようなネットを使用していましたが、羽化したカブトムシの角や足に引っかかってしまいました!ペーパータオルなどを使用したほうがいいです! - 光を避けるためにボトルを段ボール箱に入れる

これだけ!
ここからもほぼ放置でうまくいきました
時々霧吹きで水分を与えましょう
- あまり動かさないように
容器を動かす際、蛹室を壊さないようにしましょう
蛹室が壊れると上手く羽化(うか)できません
(羽化とは昆虫がが成虫になる事。カブトムシの場合はさなぎが成虫になることをさします) - たまにでいいので霧吹きなどで水分を与える
☆今年は6月に霧吹いて以降放置でも、7月に入ったら羽化しました!☆

蛹室が壊れないように注意しましょう
さなぎから羽化まで 6-7月ごろ
いよいよ成虫目前です
楽しみにしていたカブトムシが誕生するために、大切な時期
時期が来たら幼虫は勝手に羽化するよ
私は基本放置
触りすぎはいけません
家の子どもたちは幼虫に興味がなくほぼ放置されたため羽化に成功しましたが、おすそ分けしたお宅ではいじりすぎてはねの形が変形し、死にました
☆ここで本音☆
幼虫飼育2年目の今年は興味が薄れていたんです
放置しすぎたので半分あきらめていましたが(単頭飼育に移してから見てもいなかった)、ある夜ネットに絡まったカブトムシが歩いているところを発見!
本当の放置で羽化に成功です!
(でも、ネットに絡まっていなかったらどこかへ飛び立ってしまっていたことでしょう)
- 放置しましょう
さなぎの時期はほとんどうごかないしエサも必要ありません
時期が来たら勝手に羽化するので放置します - いよいよカブトムシが誕生しましたか?
いざ成虫になるとうれしくて触りたくなると思います
しかしここはぐっとガマンの時
羽化後未成熟なうちはマットから出てこないし、触らないほうがいいのです
成熟するまではエサが必要ないので、マットから出てくるまで放置してください(1週間程度)
- 羽化後骨格や内臓が成熟するまではほかの成虫と一緒にしないほうがいいので、マットから出てくるのを待ちましょう

マットから出てくるまでじっと我慢です
成虫から産卵まで 8-9月ごろ
カブトムシが誕生しました
私はこの時点でできるだけ広い環境に入れたかったので飼育箱を作りました
もちろん市販の飼育ケースでもいいです
- 保存容器(幼虫を飼育していたもので可)
- 使い捨て焼き網(100均の物)
この時は3枚(大:側面用2枚、小:フタ用1枚) - 結束バンドやワイヤー、ビニールタイなど、焼き網を結束、固定できるもの
- 洗濯ばさみ
ふたを固定するため
注)カブトムシは力持ちなので持ち上げて逃げます! - エサ皿
- 登り木
- 昆虫ゼリー
- カブトムシ用のマット(産卵させて飼育したい場合)
たまごから幼虫を育てたい場合は幼虫用マットにしましょう
たまごを飼育しない場合は幼虫用マットは必要ないです
成虫も昼間は土などに潜るので、おがくずなどを敷き詰めておくといいかもしれません

ここまで、すべて100円ショップでそろえる事が出来ました
※幼虫用のマットがなければホームセンターやペットショップ、ネット販売などで購入してください
- 側面用の網を保存容器(飼育ケース)の外周の大きさに合わせて金網を曲げる
曲げ方 定規などを当てて折り曲げる
外周ピッタリにするといいですが、成虫が通れないくらいの隙間ならあっても大丈夫です - 折り曲げた網を保存容器に巻き付けるようにして結束バンド等で固定する
見た目なんて気にしない!という方は写真の様に網がはみ出しても気にしないはずです - フタ用の網を大きさを合わせて折り曲げる
本体部分の網に結束バンドなどを使い固定する
フタの役割が出来ればよいので大きさはそれほど気にしなくてもいいでしょう



完成図
子どもといっしょに作業するとイベント感覚で楽しめます
買い出しから作成まで、休日のイベントとして楽しんでしまいましょう
- 飼育ケースにマットを入れる
産卵させたい場合はカブトムシ幼虫用のマットを入れ、そうでない場合はおがくずなどを入れます - エサ皿に昆虫ゼリーをセットしてマットの上に置く
- 登り木を入れる
- カブトムシを入れて成虫の飼育スタート!
洗濯ばさみなどででフタの網を固定しないと力が強いので逃げられてしまいます
昨年、わが家のオス1匹は自然へと飛び立っていきました バイバーイ
エサはニオイのもとになるので1~2日で交換しましょう
つがいの場合は交尾後メスがマットにもぐり産卵し、その後、たまごは1~2週間で孵化(ふか)します
(孵化とはたまごがかえることです)


飼育ケースは日の当たらないところに置きます
私は100円ショップのすだれを使って日陰を作りました
☆報告☆
今年は、我が家に残った幼虫3匹がすべてオスとして成虫になりました
残念ながら(?)カブトムシ飼育は今シーズンで終了!
解放感ー
気持ちの負担減ー
産卵からたまごの孵化(産卵から1-2週間)まで 8-9月ごろ
つがいの場合はほとんど産卵します
たまごを孵化させたい場合は成虫と分けて飼育します
カブトムシがマットにもぐる時にたまごが傷ついてしまうため、産卵後のマットをすべてほかの容器に移しましょう
手間をかけてもよい方は、マットの中から卵を探し出し成虫と分けて飼育してください
- ズボラ向けほぼ放置飼育の場合
少し大きめの容器ーカブトムシの住んでいるマットをそのまま移すことが出来る大きさ
ネットーコバエを避けるためのもの - 少しは手間をかける飼育の場合
プリンカップなどの小さめの容器
スプーン
幼虫用マット
ネット
カブトムシのたまごは1~2㎜程度の大きさで白またはクリーム色をしています
- ズボラ向けほぼ放置飼育の方
カブトムシの住んでいたマットをそのままほかの容器に移す
- 手間をかける方
マットの中にたまごを見つけたらスプーンですくい取り、幼虫用のマットを入れた容器に移す(マットの中にたまごを入れます)
これだけ!
マットが乾燥しないように時々霧吹きで水を与えましょう
たまごのうちは小さな容器で飼育し、孵化(ふ化)してから大き目の容器に移せば場所を取りません
こちらもまた日光に当たらないところで飼育してください
※この時点でカブトムシ成虫のマットはおがくずなどに変えてもいいです

たまごは産卵後1~2週間で孵化(ふか)して幼虫になります
孵化後 幼虫期 夏から越冬
基本的な飼育方法は幼虫期と同じです
孵化したてはとても小さいですがマットを食べながら大きくなっていきます
気温が下がり11月ごろになると幼虫は丸くなって冬眠をするようにじっと動きません
気温が下がりすぎると幼虫が凍ってしまうので冷えすぎない場所に置くか、飼育ケースを防寒しましょう
こうして冬を越し、春をむかえて幼虫期の飼育方法に戻ります
- 暑い時期は水分に気を付ける
- 真冬の寒さには注意してください
幼虫が凍ってしまわないように飼育ケースを防寒しましょう
私は不要になったブランケットを使いました
さいごに
カブトムシのほぼほったらかし飼育法、いかがでしたか?

これなら私も飼育できそう!
そうなんです、とても簡単ですので一度挑戦してみてはいかがでしょうか

さて、私のカブトムシ飼育はいつまで続くのやら・・・
最後まで読んでくださりありがとうございました
追記 我が家のカブトムシ達、カゴのフタの閉め方が甘かったため、みな自然へと飛び立ちました
よって飼育からは完全解放されました!